2012年6月8日金曜日


1X11A130 濱島 啓彰  A+++



























4枚の画面をフルに使って、実寸で表現する中で、リアリズムというよりは雰囲気より状況をどう模写するかに重点がおかれている。糸のぬい目とシワの表現に2色の金を用いることによって、実体のもつメリハリ感が拡張されている。ヨゴレとも、シワとも、カゲともつかない混沌とした、本物のもつくさみのようなものを見る側にトレースさせる力をもった作品に仕上がっている。

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